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住んでもなかなか、構造なんて気にしていないかも知れませんが、知っておくと何か役に立つことがある知れません。今回は建物の構造についてお話しします。

プレハブ構造
・・・・・・・・住宅のつくり方は、プレハブ工法と非プレハブ工法の2つに大きく分けられます。プレハブ工法とは、工場などで部材をあらかじめつくり、それを現場で組み立てる工法のこと。仕上がりにむらがなく工期が短いのが特徴です。木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造ともに、この工法で建てられる建物が増えてきていますね。

マンションなどでは、よく使われる構造形式に、ラーメン式と壁式があります。柱と梁で建物を支える構造をラーメン式といい、壁と床で建物を支える構造が壁式です。

ラーメン式
・・・・・・・・・通常、柱や梁が室内に出ますので、狭く感じたり、家具を置くのに邪魔にもなります。そこで、最近は、アウトフレームと いって、柱をバルコニー側に出したり、廊下側に出したりするようです。逆梁工法を使って、梁の部分を隠したり、外に出したりもします。メリットは構造を変更できる点で、割と賃貸でもよく見かけます

壁式・・・・・・・・・・・・ラーメン式とは反対に柱や梁がなく、室内がすっきりしています。外観は箱型になり、室内に構造壁が出ますので、間取りに制約を受けるということになります。窓など開口部の大きさも制約される事となるようですね。

 これらをうまく組み合わせた壁式ラーメン構造で、公団のような建物で多く使われています。

次に鉄骨造(S造ともいわれる)・・・・・・・・・骨組みに鉄骨を使った構造です。地震に強く、広い空間を確保でき、間取りに自由度があります。基礎工事が安くつきまが、その反面、振動を伝えやすく、また、遮音性、耐火性、耐久性の面でコンクリートより劣ります。将来の解体費用を安くしたいとき使われることが多いようです。

重量鉄骨
・・・・・・・・・厚みのある鉄骨を使った工法。かなり重さがあり、強度が高く工場生産で精度が高い。建物の形状、間取りの自由度があります。大空間も作ることが出来ます。デメリットは熱を伝えやすく、高熱で変形します。湿気によってさびてしまったり、上からの力に対しては弱い。熱を伝えやすいということは、結露の可能性があります。コストは軽量鉄骨にくらべれば高い。

軽量鉄骨・・・・・・・・・在来軸組み工法の部材が鉄骨でできているという物です。柱・梁などを縦・横につなぐ骨組とななめの筋交いなどによって建物を支えます。木造にも言えることですが、プレハブ工法の種類で分けると性質がことなってきます。メリットは、強度が高い、重量鉄骨よりも軽く、工場生産なので精度が高いのとプレハブ建築に向いています。デメリットは熱を伝えやすく変形しやすい、湿気でさびる、など重量鉄骨と同じような欠点があります。

鉄筋コンクリート造(RC造)
・・・・・・・・・・その名の通り、鉄筋とコンクリートでできた構造。この構造は、 鉄骨の骨組みのまわリに鉄筋を配置し、コンクリートで一体化した構造となっています。最も強度が高く、耐火性、耐久性、耐震性に優れ、高層マンションで、強度的にRC造では無理な場合に用いられます。最も工期が長く、工事費も高くつくことが欠点ですのでコレはそのまま家賃に跳ね返ってくるでしょう。

PCコンクリート・・・・・・・・プレキャストコンクリートと呼ばれる工場生産によるコンクリートのパネルを現場で組立てる工法です。2×4と同じで面によって建物を支えます。品質が安定し、短期で見た場合の頑強さはかなり高く、施工期間が短く、火や湿気に強い特徴があります。デメリットは重量があるため、地盤に影響すること、増改築は少し難しいこと、間取りに制限があることなど。

一概に木造といっても、色々あるようで、在来軸組み工法、ツーバイフォー工法、 積層型ユニット工法と多種あるようです。ここではこの3点の構造について説明します。

在来軸組み工法(単に在来構造ともいわれます)
・・・・・・・・・日本の住宅でもっとも一般的な工法です。土台、柱、梁と組み上げて建物の骨組みを作ります。筋交いという斜め材を入れた壁をバランスよく配置することで、地震や風圧に耐えるように作られた工法。間取りの自由度が高いので、開放的な空間にも、プライバシーを重視した空間にも柔軟に対応できるのが特徴です。敷地の形態に応じて設計の自由度が高く、間取りやデザイン等の制約が少なく、比較的広い開口部の設置が可能。日本の気候風土に合致し居住性が高いといえます。

欠点は工期が若干長くかかること、施工むらが起こり時には欠陥部分が出やすいことが上げられます。

2x4(ツーバイフォー)工法・・・・・・・・・主に、公称2×4インチ、2×6インチなどの断面寸法をもつ木材を利用して『枠』をつくり、その枠に構造用合板を釘打ちしてパネル化します。パネル構造であるといことですね。このパネルを用いて大きな箱を組み立てるようにして躯体を組み立てていきます。パネルを建物全体にバランスよく配置することで地震や風圧、屋根や床の荷重に耐えられる構造となるわけです。分厚い段ボール箱ともいえますね。施工がしやすく、工期も短く今では一般的ですね。増改築しにくいという事が施工者にとってのデメリット。職人の技能に左右されにくい、耐震性に優れ、耐風性に優れている特徴があり、在来工法に比べ耐火性に優れています。しかし、在来工法等に比べ開口部が制限され、在来工法等に比べ設計の自由度が低い、いわば企画商品のような物です。

積層型ユニット工法・・・・・・・・・・住宅を複数のユニットに分け、仕上げに近い段階まで工場生産した後、現場に搬送し組み立てる工法。構造部材の種類により「木質ユニット工法」、「鉄骨ユニット工法」などに分かれます。部材品質のばらつきが少なく、職人の技能に左右されにくいので施工むらは起こりにくいかわり、外観のデザインは制約を受けるようです。工期が大幅に短縮され、部材品質のばらつきが少なく、職人の技能に左右されにくいので均一なクオリティーであるといえるでしょう。しかし 間取りやデザイン等が制約されやすく、ユニットが搬送できる敷地に限られます。まああまり狭い路地があるようなところでは見かけないということです。

木造のフリーメンテナンス期間は30年といわれています。

選ぶ際のポイントとしては、木造→軽量鉄骨→重量鉄骨→鉄骨鉄筋コンクリート(あるいは鉄筋コンクリート)の順番で構造は強くなってきます。

最後に免震構造について触れておきましょう。

免震構造とは、地震時の地盤から伝わる水平力(横揺れ)を免震装置といわれるもので吸収し、上部構造の横揺れを軽減する構法です。積層ゴム式、置き式、ダンパー式等、様々な物がありますが、要は横揺れに対するクッション材ということができます。これにより建物の上部構造体が守られるばかりでなく、家具の転倒も抑えられるため、入居者の安心感が得られるというわけです。

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